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元NBA(バスケット)のスター選手のマイケル・ジョーダンは「ジャンプの滞空時間が長い」とか「空中でとまった」とよく言われていました。

NBAの選手ともなると、身体能力は抜群で、全身のバネもありジャンプ力があるのは当然です。

そのなかでも、マイケル・ジョーダンのジャンプが特別視されたのは何故なのでしょうか?

 

マイケル・ジョーダンは、誰よりも体の力が抜け、緩んでいました。

特に背骨とその周りの筋肉が柔軟で、しなやかに動いていました。

ジャンプの際、足腰のバネで踏み切り、その後必要なときに胴体のバネを使うことができたのです。

イメージでいうと、空中において縮めた胴体をアコーディオンのように伸ばすことで、滞空時間をのばすことができるのです。

 

背骨及び胴体をしなやかに使うことが出来れば、全ての動作の質があがります。

しかし、それは簡単なことではありません。

ただ、胴体のトレーニングと共に、胴体(背骨)に影響を与えている経絡の働きを高めることが、動作の質をあげるきっかけになるはずです。

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野球のピッチャーにおける身体の使い方

経絡指圧は心身をリラックス状態、すなわち休息の状態に導きます。

よって、スポーツ(競技)の直前や合間に行うと、心身が休息状態に導かれ、良いプレーが出来ません。

では、スポーツ(競技)の直前や合間に、身体をゆるめたいときは、どうしたら良いのでしょうか?

スポーツマッサージのように、リズミカルに身体をもみほぐします。

心身をほどよい緊張状態に導いていくために、リズミカルに刺激をあたえていきます。

もちろん選手自身で行う準備運動も同様です。

スポーツ(競技)の直前や合間は、ゆったりと筋肉を伸ばして止めるストレッチは向いていません。

もう少し動的な準備運動のほうが、心身をほどよい緊張状態に導いてくれます。

逆に、スポーツ(競技)終了後、回復を早めるには「経絡指圧」や「ゆったりとしたストレッチ」が有効です。

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疲れのとりかた

地球上で一番速く走る動物はチーターです。

チーターは背骨(胴体)をしなやかに動かし、その力を脚に伝えて走ります。

最高時速100Kmを超えるそうです。

人類史上、一番速く走る人間はウサインボルトです。

ボルトも背骨(胴体)を歴代の誰よりも、しなやかに動かして走ります。

背骨(胴体)の動きをインナーマッスル、骨盤と連動させて脚に伝えています。

走るための要素を、高いレベルで連動させて走るのは至難の業です。

少しでも体が硬くなったり、バランスの崩れがあると上手くいきません。

そのためには、高いレベルのリラックスが必要になってきます。

ボルトがスタート前、おどけた表情をしているのは、意識的にしているのかもしれません。

本番に弱い方は、少しおどけた方が上手くいくかもしれませんね。

*ボルトの背骨(胴体)は、前後だけでなく、左右にも動いています。

一般の方は、怪我につながる可能性がありますので、マネしないで下さい。(マネは無理かな)

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背骨と経絡

一流のアスリートは運動する際、体をバランス良く使います。

一方、素人は余分なところに力がはいるため、筋肉の疲れ方が偏ってきます。

疲れの回復のスピードは、偏った疲れ方をしているほうが遅くなる傾向があります。

しかも偏った疲れ方をしていると、怪我もしやすくなります。

このような場合、どのようにしたら早く回復できるのでしょうか?

まず、疲れの偏りを減らす必要があります。

一人でできる方法は、疲れの少ない筋肉を少し疲れる程度に使うことです。

そうすることで、疲れの偏りが減り、回復のスピードがあがります。

疲労回復が目的の経絡指圧でも、疲れの偏りを減らすことが重要になってきます。

疲れている筋肉には、やさしめでゆっくりとした指圧をおこないます。

疲れの少ない筋肉には、強めでリズミカルな指圧をおこないます。

そうすることで、効率良く疲れを回復させることができます。

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試合前に心身をほどよい緊張状態に導くために

陸上の100メートルの世界記録保持者、ウサインボルトは背骨をしなやかに動かしながら走ります。

背骨はあのように、しなやかに動くものなのでしょうか?

実際、骨格調整で背骨1つ1つを動かしてみると、人によってかなりの差があります。

全く動かない方も、珍しくありません。

背骨の動きを経絡の観点から考察してみます。

背骨の動きに最も影響を与えているのは、背骨のすぐ脇をとおっている経絡(筋)です。

この経絡は自律神経(リッラクスしていると働きが良くなる神経)と密接な関係があります。

よって、この経絡は普段から緊張や不安が大きい方は、弱りやすい傾向にあります。

当然、この経絡が弱れば背骨の動きは悪くなります。

背骨をしなやかに使うには、歯をくいしばってがむしゃらに訓練しても、意外と上手くいかないものです。

日本人は、普段の練習(生活)からもっとリラックスが必要なのかもしれませんね。

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背骨(胴体)と短距離走

スポーツにおいて最も重要な筋肉はインナーマッスルといっても過言ではありません。

インナーマッスルとは、背骨の前側(おヘソの少し上)と骨盤から始まり、脚の付け根についている筋肉です。

姿勢の維持、ボディバランスなど重要な役割をはたします。

そして体の中心にある筋肉ですので、小さな力と動きで、大きな力と動きをうみだします。

インナーマッスルからの力を胴体、、四肢(腕、脚)に連動して伝えることが出来れば、しなやかで力強い動きができるようになります。

インナーマッスルを効率的に使うためには、骨盤の動きが重要です。

骨盤(仙腸関節)が(後)上方、(前)下方に動く際、インナーマッスルも動いています。

骨盤がスムースに大きく動いているときは、インナーマッスルを効率に使えていることになります。

骨盤の動きを良くしたうえで、インナーマッスルを強化すれば、スポーツはもちろん
、あらゆるシーンで1ランク上の動きができるはずです。

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胴体と骨盤

胴体の動きは以下の3種類に分類されます。

(1)丸める、そらす (2)側屈 (3)捻じる

骨盤(仙腸関節)は(1)(2)(3)の動作に対応した動きをしています。

すなわち、骨盤は動作の種類によって違った動きをしているのです。

骨盤は、人によって動かしやすい方向と、動かしにくい方向があります。

それは骨盤の関節(面)の形によって、大きく影響をうけます。

この骨盤の動きの質が、適性のあるスポーツ、プレースタイルなどにも影響を与えています。

例えば、黒人は腰(椎)のカーブが大きく、骨盤(仙腸関節)は前後に動きやすい傾向にあります。

日本人は、腰(椎)のカーブが小さく、骨盤(仙腸関節)は上下に動きやすい傾向にあります。

短距離走で日本人が黒人に勝てないのは、このことが関係しているのかもしれません。

準備運動に骨盤体操を取り入れ、胴体の動きを高めてみて下さい。

今までと違った動きが出来るはずです。

スポーツで理にかなった動きをするには、胴体の動きが重要です。

試しに、プレー中のアスリートの写真を用意して、胴体以外を隠してください。

胴体だけでも、意外とその選手のレベルがわかるものです。

実は胴体の動きには3種類しかありません。

3種類とは (1)丸める、そらす (2)側屈 (3)捻る です。

この3種類の動きを、しなやかに四肢に連動させることが、上達のコツになります。

この3種類の動きに大きな影響を与える関節があります。

それは骨盤の関節(仙腸関節)です。

巷でよく聞く「骨盤がズレてる」とは、この関節のことを言っています。

骨盤の動きが制限されると、胴体の動きも制限されることになります。

骨盤の動きは、スポーツをするうえで、とても重要になります。