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施術をするうえで「気持ちよさ」の重要性

10年ほど前のことです。

私は、いろいろな場所(整骨院、リラクゼーション、治療院)で働く仲間内で「練習会」を行なっていました。

 

そこに、某リラクゼーションのチェーン店で売上全国一番をとったことのある方が参加したことがあります。

かなり大柄な男性で、手の厚みなどは「他の人の倍はあるんじゃないか」というほどでした。

その方の施術を受けた感想は「とにかく気持ち良い」の一言でした。

他の方を施術する姿を観ていると「圧すポイント」「角度」「深さ」「リズム」などを受け手の状態に応じ、一圧し、一圧し丁寧に探りながら行っているようでした。

「どこをどのように圧せば気持ちがよいだろうか?」と一圧し、一圧し集中している姿は、今まで見てきたリラクゼーションとは別物に感じました。

 

常に「どこをどのように圧せば気持ちがよいだろうか?」と一圧し、一圧し集中して行なう施術は経絡を整える効果もあります。

実は、この態度こそが経絡指圧で最も重要になってきます。

よって、気持ちよい施術のできるセラピストは、「経絡を整えることができる治療家になり得る」といえるかもしれません。