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足つぼ(リフレクソロジー)と経絡(2)

足つぼの利点は、なんといっても「お手軽さ」と「即効性」です。

例えば、経絡指圧で胃を治療する場合、胃経だけでなくいくつかの経絡にアプローチする必要がでてくる場合があります。(いくつかの経絡の歪みが胃の不調をつくっている場合もあるため)

一方、足つぼの場合は、胃の反射区を刺激するだけで胃が活性化します。

 

さらに、足つぼの前後に証診断(経絡の流れを診る)をしてみると、「経絡の歪み」が大きく改善されていることも多々ありました。

足つぼは、素早く経絡にも良い影響を与えます。

 

足つぼの利点をもう一つあげると、その診断力にあります。

例えば経絡指圧(証診断)では、胃経の状態は把握できても「現在の胃の状態」を把握するのは簡単ではありません。

なぜなら胃経は、胃を含むあらゆるもの(体肢の筋肉、全消化管、精神面など)をコントロールしているからです。

さらに、経絡指圧では「これから胃が不調になる」という反応まででてしまうので「現在の胃の状態」を把握するのは困難になってくるのです。

足つぼを利用すれば、「胃が下垂している」とか「慢性痛」「急性痛」とか「今は症状が出てないけど、胃が弱い方だなあ」というようなことが、読み取れたりします。

もちろん、経絡指圧をしながら厚手の靴下の上からでも読み取れますし、施術も出来ます。

 

足つぼは経絡指圧と比べると、「治療効果」「深さ」「広がり」「持続性」などは劣りますが、以上のような利点もあるのです。

足つぼはリラクゼーションだけでなく、治療という意味でも有効な施術法です。

経絡指圧と組み合わせることで、お互いを補い合うことも出来ます。