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サッカーのシュートでの骨盤とインナーマッスル

今回は、サッカーでキック(シュート)する際の身体の使い方について、整体の見地から書いてみます。

良いシュートをする為にとても重要なのは、胴体の力を効率よく脚につたえることです。

わかり易いように、胴体の「ねじる」動きは無視して、胴体の前後(そりと丸める)の動きに限定して考えます。

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一流の選手はシュートする際、大きく胴体をそらせ、インパクトに近づくにつれ胴体を丸めていきます。

このとき「胴体の力を使ってシュートしている」ということが出来るでしょう。*1

 

胴体の力のなかでも特に重要な筋肉はインナーマッスル(腸腰筋)になります。

強靭なインナーマッスルをしっかりと使って打ったシュートは、威力が全く違います。*2

 

そしてインナーマッスルをしっかりと使う為には、骨盤(仙腸関節)の動きがとても重要になります。

骨盤をしっかり反る(前屈)ことで、インナーマッスルは伸ばされます。

その後、骨盤を丸める(後屈)ことでインナーマッスルは急激に縮みます。*2 

ザックリいえば、手でゴムを引っ張った状態から手を放したとき、ゴムは強い力で縮むのと同様といえるでしょう。

 

この力は非常に強いものになります。(しっかりとした使い方が出来れば)

インナーマッスルをしっかりと伸ばせる(骨盤をしっかり丸められる)ほど、この力は強いものになります。*3

脚の力は、この力を効率よくボールに伝えることや、コントロールなど高いレベルの技術に費やされます。

インナーマッスルと骨盤を主とした胴体の動きを高めることは、サッカーだけでなく、どんなスポーツでも一流を目指すには不可欠となります。